
京都か大阪の、いずれかでのことだったと思います。
ある小さな集まりで、とある映画監督に質問を
させてもらう機会があり、せっかくですからお訊ねしました。
これからいい作品をつくっていきたいと、そう望む人たちへ向け、
どういったことが大切なのかという、メッセージのようなものがあれば、
ぜひ聞かせてください、と。
答えてくれたのは、短い表現ながらも、深みのあるものでした。
「権威に頼らないことです」
もちろん、いわゆる作品をつくる人にとってのみ意味があるのではなく、
社会の中でいい働き、いい仕事をしていきたいと望む人にも、不可欠な視点でしょう。
その後10年ほど経ちましたが、今後も長く心に残りそうな言葉です。