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一言メッセージ :様々な立ち位置から、改めて見てみたい。小振りな乗り物と散歩好きが綴る放浪の記。よろしくお願いします。

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テヘランでロリータを読む

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70年代終わりのイラン革命以来、それまで個人が手にしていた自由が、
国家の権力によって次々と奪われていった状況の中、
大学での職を追われたひとりの女性によって、「グレートギャツビー」
「ロリータ」などの読書会がひそかに開かれていた。

著者がイランで、実際に経験したことを元にして書かれています。
女性が顔を出して戸外を歩くのは禁止。パラボラアンテナは見つかると没収。
そしてこの本の出版も、もちろん禁じられています。反体制的だからでしょうね。

この本を読むと、革命前後のイランでは、様々な立場の人を含めた議論を経て、
多くの人が納得したうえで変化が受け入れられたというよりも、
国のあるべき姿について特定の集団が持っていた理想像が、無理やりに
全ての国民に強制されたかのようです。選挙制度もあるにはあったそうですが。

そんな中でも、文学の持ちうる力として筆者が期待をかけていたことがあります。
それは、いまの世の中とは違った世界のありようを、思い浮かべることを
個人に可能とする、というものです。危険を冒して読書会を開いたのも納得。

いい小説を読んでいるように、読んでいくうちに自然に情景が思い浮かびました。
しかし、不当と思われるルールが権力によって、あれよあれよという間に
正当化され、社会の制度として成立してしまう恐ろしさは、
実体験がベースなだけあって、下手な映画よりも背筋が寒くなります。

   * * * * * * *

図書館で借りて半分まで読みましたが、期限が来たのでやむなく返却。
とってもいい本だと思いますので、文庫化されたらぜひまた読みたいですね。
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  1. 2007/02/28(水) 22:16:41|
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