きょう豆曜日 ・ Today Peaday +

一言メッセージ :様々な立ち位置から、改めて見てみたい。小振りな乗り物と散歩好きが綴る放浪の記。よろしくお願いします。

手縫いの旅 - 森南海子 

20070917135230.jpg

みかん摘みに活躍の手甲を、和歌山に。

赤ちゃんを負ぶうねんねこを、岩手の北上に。

かい巻きやどてらとも呼ばれる丹前を、函館に。

庚申塚とも縁のある身代わり猿を、奈良に。

江戸の旅装束からつながる合羽を、空っ風の前橋に。



時代が移り変わるにしたがい、今や失われつつある衣服や古布を
日本の各地に尋ね、その保存や継承を願いつつ紹介している本です。

その土地での生活に照らしてみると、なかなかうまく考えられた服が
世の中にはあったんですね。そして便利さや合理性だけでなく、
見た目にもはっとするほど美しいものが、頁を繰るといくつもありました。
合羽を身にまとっていた女性の姿などは、いま街で見かけても素敵なのでは。

筆者は23才でリフォームデザイナーとして出発し、
手縫い教室で針仕事のすばらしさを伝えるとともに、
からだの不自由な人のための服づくりなども手がけ、
幅広く活躍されている服飾デザイナーだそうです。



大切に思うものとの関わりを深めていくことを通じ、自分のペースで、
一歩一歩確かめるようにしながら、世界のひろがりをつかんでゆく。
そんな印象を受けましたね。
読み進むうちに、作者がどんなものさしを重んじている人なのかが、
自然と行間から伝わってくるようです。

縫い物をさほどするわけでない私でも、やさしい気持ちで味わって読めました。
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  1. 2007/09/17(月) 13:52:49|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

りぼんねこさんへ

うん、西洋風のデザインや装飾に惹かれた気持ちも
なんとなくわかるような気がします。

もちろんそれらの値打ちが、下がってきたわけではないのでしょう。
しかし自分のルーツとのかかわりで言えば、やっぱりより密接なのは
日本に古くからあるものですもんね。

特に先人が知恵を絞ったり、あるテーマのもとに、
追い求めた情熱を感じられるようなものは、じっくり見入ってしまいます。

きれいな写真をふんだんに使った、そういった本、
私も最近は書店で目に付くようになりました。
読書にもぴったりの秋ですし、素敵な出会いを探して、
のんびり頁をめくってみましょう。
  1. URL |
  2. 2007/09/23(日) 12:01:13 |
  3. きょ豆 #WQO6nz4s
  4. [ 編集]

私も

<若い頃はインテリアも、洋服や布のデザインも
洋風のもの。特に、白い洋館だの、コットンレースやモアレのリボンだの
ロマンチックな物に惹かれたのですが
年齢を重ねるにつれ、年代を経たものや日本古来のものに、惹かれるようになりました★
実際にカイマキやネンネコを使ったことは無いのですが
昔の人の知恵で、上手く考えられているなぁと思うものが、沢山有りますね。
着物や焼き物など、写真を多く使用した写真集のような本。
私も好きなんですよ(^^)
  1. URL |
  2. 2007/09/18(火) 01:43:40 |
  3. りぼんねこ #-
  4. [ 編集]

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