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一言メッセージ :様々な立ち位置から、改めて見てみたい。小振りな乗り物と散歩好きが綴る放浪の記。よろしくお願いします。

後世への最大遺物 (内村鑑三 著)

後世への最大遺物 内村鑑三b

一見したところ、さほど恵まれたものを持ち合わせているわけではない
私たちの大半にとって、後の時代にも広く利益をもたらせるような
働きをしようと考えたとき、実現可能な形としては、どんなものがあるのか。

明治27年、箱根の夏季学校での講演「後世への最大遺物」を
収録したこの小冊子は、今の時代に読んでも、得るものが多いです。

ごく短い文章ですが、講演の中で最も大切な内容としては、
「最善を尽くした生き様それ自体が、最大の贈り物である」
という点だと言ってよいでしょう。首相にならなくても、
金メダルを取れなくとも、出来ることは沢山ありますからね。

ヘレン・ケラー程の偉業には到らずとも、与えられた境遇に絶望せず、
いい取り組みを続けてきた多くの先人に対しては、尊敬の念を禁じえません。
江戸期の農民が訴えるにあたり、知恵を絞った傘連判なども、素晴らしい。

ところで未来の世代へ、今の日本がのこしていこうとしてるのが、
莫大な借金や、国家権力を背景にしたピンハネの仕組みであれば、
それは正直に言って迷惑な、負の遺産ではないでしょうか。

もっとも、現に自らの都合ばかりを声高に唱えている、
既得権益にたっぷり浸かった者の立場では、文言の理解は出来ても、
我が身にそれをあてはめて思い浮かべることは、難しいのだろうと思います。

普遍的だとも言える、人に備わった自己本位な性質を踏まえた上で、
知恵を絞って関わっていくのが、大切にされるべき仕事なのでしょう。
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  1. 2008/09/27(土) 12:27:02|
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