きょう豆曜日 ・ Today Peaday +

一言メッセージ :様々な立ち位置から、改めて見てみたい。小振りな乗り物と散歩好きが綴る放浪の記。よろしくお願いします。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

エンデと語る 作品・半生・世界観 - 子安美知子

エンデと語るc



児童文学に託して、多くのメッセージを残したミヒャエル・エンデさんから、
作品のこと、ご自身のこと、社会のことを語っていただいた本です。

さらっと目を通して目に留まった第Ⅳ章から、一部を紹介いたします。



 「しかし、私がいちばん問題にしたいのは、もっと本質的なことです。
  人類が資源エネルギーをひたすらほしいままに使いまくり、
  その上にのっかって機能している現代の経済生活のことです。

  それがもしかして何千年ものあいだ、人類のエネルギーとして
  恵まれていたはずであった石油を、たったの百年で
  使いきらせてしまうはめに追いやっているのではありませんか。
  私たちは無意味なエネルギー浪費をやっているんじゃないですか。

  それがまたもや、とどまることを知らぬ現代消費社会の
  「成長」システムと結びついている。去年より今年、
  今年より来年と消費を発展させることにやっきになっている。

  これをどこまでも発展ばかりさせていったら、もう社会そのものが
  存続しえなくなるはずなのに、「もっと利潤を!」が
  脅迫的な強制になってしまっているのです。」



ローマクラブのレポートを我が事とは受け止めず、すでに長い年月を
重ねてきた私たち、特に経済的に恵まれているのみならず、幸運にも
平均以上の教育を受けたはずの立場には、この指摘が身に沁みます。

まだこの本の一部しか目を通していませんが、期待ができそうです。
こうした形で、伝えるべきことがきちんと伝えられる場も、
まだ数多く残されているというのは、希望が持てる話だと思います。


 
 - - - - - -

 

エンデと語る 作品・半生・世界観 - 子安美知子

    もくじ


 Ⅰ 「モモ」はイタリアへの私の感謝の捧げものであり、
    愛の告白でもあります。

 Ⅱ 心理分析なんて終わりのない迷宮です。
   真の自己とは自身の外にあるものです。

 Ⅲ 失敗に次ぐ失敗、そのおかげでバスチアンは、
   最後に正しい道を見つけました。

 Ⅳ 緊急の関心事は、どうやって経済成長の強制から
   人間を自由にするかです。

 Ⅴ モラルとは直感です。そして直感とは
   明々白々たる体験のことです。

 Ⅵ 本屋でありとあらゆる出版社のアドレスを書き写し、
   原稿を送りつけました。

 Ⅶ 忘れて変容した記憶が多ければ多いだけ、
   人格が豊かになります。


             発行1986年 朝日選書 
             くにたちの古本屋で数日前に入手









スポンサーサイト
  1. 2009/06/11(木) 22:11:50|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:2
<<公園の水飲み場 | ホーム | ふらいぱんじいさん>>

コメント

cookieさんへ

さいしょにcookieさんへ、お礼の気持ちをお伝えしたいと思います。
頂いたコメントに背中を押され、分厚いヘビの紋章の本を、
先日味わいながら読ませてもらいました。期待を裏切らずこれまた絶品。

以前から興味はあったものの、「はてしない物語」については、
映画を観たのみだったんですよね。ぐうぜん数ヶ月前に入手した
赤い布張りの本が、家の平積みの山中にあったんです。
読書だと行間を含め、自分なりの速度でたのしめますから、
映像が無い分、想像の余地に恵まれ、一種の豊かさがそこにありそう。

「モモ」の筋立て、いま振り返ってもあまり他に類が無いように思います。
魅惑的な話にのせられ、不必要にせかせかと日々を送っていないか、
わが身を振り返るきっかけになりますね。大人にこそ読んでもらいたいかも。

お感じになっていた違和感、商業主義や利己主義が巧みに隠された、
声高な主張への違和感(で、よいのですよね)も、感じたということを
ぜひ大切にしていただけたらと思います。すぐにスパッと答えが出るような
疑問ではないでしょうが、そこを丁寧に考えてくれる方が増えていくと、
未来にも希望が持てると私は考えています。

余談ですが、アステアはタップダンスが見事なあの方ですね。
気の利いた得意技をお持ちの方って、やっぱしいいなあ。
  1. URL |
  2. 2009/08/12(水) 22:26:06 |
  3. きょう豆曜日 #WQO6nz4s
  4. [ 編集]

またもや、ご無沙汰しておりました。

子供の頃、弟がサンタさんから貰ったネバーエンディングストーリー、表紙のヘビの紋章を
時折撫でながら夢中で読んだ、あのちょっと興奮気味な感じを今でも覚えています。
(その本は今でも弟の宝物で、彼のアトリエに画集と一緒に大事に並べられています。)
モモはやはり子供の頃、映画で観ました。 それまで自分が観ていた単純明快なディズニー
映画やジュリーアンドリュースやフレッドアステア映画とは違い、何とも哲学的で、「時間を
貯金する」私にはすごいインパクトで、小さな脳みそで一生懸命考えたのも覚えています(笑)。

それがまたもや、とどまることを知らぬ現代消費社会の
「成長」システムと結びついている。去年より今年、
今年より来年と消費を発展させることにやっきになっている。

日常、ありとあらゆる事に関して普通に聞いている『前年比◯%UP』という言葉。 
いつもずっ~と不思議に思っていました。
どうしてそんなことがありえるの? それって怖いことなんじゃないの?と。
このご本には私の疑問に対するヒントがありそうですね。 読みたい本リストに入れます!



  1. URL |
  2. 2009/06/21(日) 10:12:11 |
  3. cookie #nDl.hC4.
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kyomame.blog24.fc2.com/tb.php/693-0781a490
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

-

管理人の承認後に表示されます
  1. 2009/06/14(日) 13:09:16 |

プロフィール

 ・きょ豆♪

Author: ・きょ豆♪
豆系

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ふろっぐくろっく

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。